森脇真末味 1990年 小学館
=収録作品=
[消えない煙草・スラン4]
最近水野の様子がおかしい
練習に立ち会わないばかりか
スランのライブにも来ない
まるでスランを避けているかのようだ
[黒いサンダル・スラン5]
大きなロック・イベントに出る事になったスラン
弘は気乗りしない態度で水野を困らせる
ある日、珍しい客が「桃色軍団」を見に来ていた
笑いもせずに帰る弘を見た桃色軍団の大城は
明日返しにこい。とサンダルを渡す
[ファンレター・スラン6]
このところ、ドラムの雅子宛にいやがらせの手紙が届いている
素人にドラムの良し悪しが分る訳ないと水野は言うが
アイドル的な人気は迷惑だと思いはじめる雅子
[フェイドアウト・スラン7]
中尾がライブの依頼をしてきた
割り切って出る事にした水野だが
昔のメンバーの桑田に対バンの事を聞きに行った所
偶然そのバンドに遭遇した事で、ある確信を持った
[ピンクエンジェル]
弘を愛してくれた母の話し
[笊のような神経]
弘はバンドのインタビュー中
「おまえはレビューを書いただけだろ」とライターを怒らせる
その他
[レニードールの蒼い影] [陽気な魔女達] [うさぎの耳]
発行当時、自分が日本のインディーパンクから
洋楽インディーを聴き始めた頃に買った単行本
水野がスランを避け始め
桑田のロック雑誌を手伝うようになるシーンで
「レコード会社が発売するレコード以外が外国にないわけでもない」
「宣伝力でもってやつらの商売物しか世の中にないように思わせ 云々」
と口ばかり動いて、手がお留守な雑誌スタッフの台詞が
洋楽駆け出しの自分にはツボだった(青いオレ)
もともと、森脇真末味の作品は紹介したいと思っていたが
最近の「CD輸入禁止法案通過」の動きを見て
(´-`).。oO(思い浮かんだのが、このセリフ)
作者も洋楽好きだと知り
更に加速するシンパシー
洋楽の「よ」の字も知らなゲな政治屋が
人の趣味まで土足で踏み込んでくる時代になったんですねぇ
すごいですねー(山本監督風)
推進派議員の選挙区が(´д`)ヒソ(д` )東京じゃなくて命拾いしたな